10月に入って、やっと空気が少し秋めいてきました。

 東谷山3丁目の現場では、2号棟のバルコニー部分にサイディングが貼られました。

アーネストワン東谷山3丁目2_1005



 その他は、外見上はあまり変わったところはありません。

 変わったところと言えば、屋根材を上げるためのリフトが撤去されて外観が見やすくなったことぐらいでしょうか。


 内部では、大工さんが、石膏ボードの施工や木工事に精を出されていることと思います。

 ところで、白い透湿防水シートの上に木の胴縁が貼られていますが、今回は、この胴縁に関連して、「外壁通気工法」についてのお話です。

アーネストワン東谷山3丁目1_1005

 この胴縁は、透湿防水シートと外壁のサイディングとの間に空間を設けるために施工されるものです。


 この空間を設ける工法を「外壁通気工法」と呼びます。


 私が自宅を建築した平成20年頃は、この「外壁通気工法」が登場してさほど月日が経っていなかったので、優れた特別な工法のように強調されていました。


 この空間がない時代の家は、壁内に湿気が入り込むと湿気の逃げ道がないので、これが結露の原因となり、部材を腐らせたり、カビ・ダニの原因となっていました。

 しかし、この「外壁通気工法」を採用することによって、外部から入り込んだ湿気も室内側から入り込んだ湿気も空間に起こる上昇気流に乗って軒裏まで上昇します。


 そして、軒裏換気孔から外部へ排出されますので、部材の腐朽やカビ・ダニの発生を防ぐことができます。


 ちなみに、透湿防水シートも外部からの水の侵入を防ぎ、壁内に入った湿気を外に排出するために、「防水」だけでなく、「透湿」の機能を持たせているわけです。

 現在では、サイディングを施工する場合には、この工法を採用していないと瑕疵担保保険で補償されないので、当然のように採用されています。

 しかし、施工方法を間違うと効果を発揮しませんので注意が必要です。


 空気が入って、軒裏まで上昇する通り道がなければなりません。


アーネストワン東谷山1005

 特にサッシ廻りで通り道を塞いでしまう施工ミスが発生しやすいのですが、見る限るきちんと通り道が確保されているようです。


 一方、空気の入り口は、サイディングと水切りと呼ばれる金属板の間の隙間になるんですが、これはサイディングが施工されてから確認することとしましょう。

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