前回の記事「建売住宅でも窓ガラスだけはLow-eガラスを」で、Low-Eガラスの性能の高さを書きましたが、今回は、その構造や特性、種類、見分け方についてご説明します。

 Low-Eガラスとは、


 Low-EのLowは “低い”、Eは Emissivityの頭文字で“放射率”ですから、低放射率のガラスということになります。


 熱の移動には、放射・対流・伝導の3つがありますが、このうちの放射による熱の伝わり方の少ないガラスという意味で「Low-eガラス」と名付けられています。

 住宅の断熱性を高める上で、最も弱い部分は窓です。

 窓はサッシとガラスからできていますが、今回はそのガラスに着目していきたいと思います。


 私はマイホームを建築した際に、南面・西面の窓のみをLow-eガラスにしました。

 東面・北面の窓は普通のペアガラスでした。

 住んでみて初めて、Low-Eガラスの性能の高さに気づき、東面・北面の窓もLow-Eガラスに入れ替えました。

 そのことは、前回の記事「建売住宅でも窓ガラスだけはLow-eガラスを」で説明いたしました。


【Low-Eガラスの構造】 

Low-eガラス
                                                                  出典:板硝子協会HP
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